2012年3月27日火曜日


子宮頚癌予防ワクチンはどんな人でも打てますか?

子宮頚癌予防ワクチンが日本でも認可され、各施設で可能になっています。
当院でも2010年5月より接種を開始しています。
日本産婦人科医会では2010年3月に手引き書が出されました、その内容を一部抜粋してお答えします。

第1に勧める方は11~14歳の女性です。
子宮頚癌にはHPVと言うウィルスが関係することがわかっており、これは性交渉で感染することも知られています。
従って、一番効果的な予防は性交渉を開始する前に打つことがよいので、11~14歳(だいたい中学生)が一番打ってほしい人になります。
実際には、15歳以上の人や性交渉の経験がある人でも45歳くらいまでは効果があると期待されていますので、多くの成人の人で打つことに意味があると考えられます。
海外では55歳くらいまでは安全性など確認されていますが、日本では現在のところ45歳くらいまでと考えてください。

妊娠中の接種については、臨床試験などで胎児への異常は出ていませんが、データが不十分なため現在のところ妊娠中は接種いたしません。
もしワクチンを接種してから妊娠がわかった場合は、分娩終了後残りの分を接種します。
ワクチン接種後に妊娠がわかっても、人工妊娠中絶する必要はありません。

授乳中については、十分な安全が確認されていませんので、現在のところ接種していません。米国では接種可能としています。

他のワクチンを打つ場合、たとえばインフルエンザなど不活化ワクチンは6日以上あければ接種可能です。風疹、麻疹など生ワクチンは27日以上あけて接種することになっていますので、ご注意ください。

子宮頚癌予防ワクチンが2種類になったそうですが違いは何ですか?

いままでは子宮頚癌予防ワクチンは1種類(サーバリックス)でしたが、2011年7月に「ガーダシル」というワクチンが日本でも承認されました。
どちらもヒトパピローマウィルス(HPV)に対するワクチンです。サーバリックスが16型・18型の2つ型のウィルスの予防で2価ワクチンといいます。ガーダシルは、それに加えて6型と11型のHPVの予防が加わって4価ワクチンといいます。
ガーダシルで加わったHPV6型と11型は子宮頚癌には関係ないウィルスで、主に尖圭コンジローマという性感染症の原因になるものです。従って、どちらのワクチンも子宮頚癌予防に対する効果は、同じと考えてよいといえます。またどちらも、同じ量の筋肉注射で、3回打つことや3回目は6ヶ月後に打つことは同じです。ただ2回目の注射がサーバリックスは1ヶ月後、ガーダシルは1回目の2ヶ月後という違いがありますので、ここだけ気をつけてください。

当院では、1回あたりのサーバリックスは16,000円、ガーダシルは17,000円になります。
2011年10月現在、在庫に問題はありませんが、事前に電話連絡していただけると確実に当日打つことができます。

子宮頚癌が20歳から30歳代で増えているのは本当ですか?

本当です。

子宮頚癌は世界的にも乳癌についで多いがんで、日本でも毎年,000人以上の浸潤癌(進行したもので早期ではない)の人が発生して2400~2500人が亡くなっています。
早期の上皮内癌を入れると推定1万2,000人の人がかかっています。

一番の問題は日本では、20歳代後半から30歳代前半に増加していることです。
子宮頚癌がお年寄りの病気だと勘違いしている人も多く、確かに昔は 60-80歳の人が多かったのですが、この40年のあいだに60-70歳代の発症は激減したのに、20-30歳代だけ増加しています。

HPVというウィルスに感染して子宮頚癌になっていくのですが、感染してから癌になるまでに数年から十数年のあいだがありますので、初期の段階で発見できれば100%治癒可能なのです。

日本の子宮癌検診受診率は20%しかなく、20歳代では5%にも満たないと言われています。
検査料も安く、痛みもほとんどありませんので是非受診していただきたいと思います。

自治体でも検診代の補助をしてくれますが、受診の方法は各自治体によって違います。
ちなみに千葉県市原市では、2009年度は4月1日現在20歳以上で偶数年齢の人は、事前に電話で申し込むと、受診券が郵送されてきますのでそれを持っていけば、病院・診療所で500円で受けることができます。
詳しくは各自治体に問い合わせてください。市原市ホームページは以下になります。

※当院では診察時に超音波検査をお勧めしています。
超音波検査では、以前から増えていると言われている卵巣癌(卵巣のう腫)や子宮筋腫の発見ができますので是非一緒に受けてみてください。

2012年3月26日月曜日


昨日、弊社では、ユーザー体験をキーにしたイノベーションの時代に、良質なユーザー体験のデザインをサポートするためのサービスとして「プロトタイピング・スタジオ」をリリースさせていただきました(リリースはこちらを参照)。

「プロトタイピング」でも書いたように、新しい商品やサービスの企画やコンセプトのアイデアを、実際に目で見て触れられるにようにしたモデルがプロトタイプであり、そのプロトタイプを用いて、ユーザー体験や操作性などの視点で検証を行い、デザイン上の問題を解決するための人間中心デザインの手法がプロトタイピングです。

プロトタイピングの必要性の増加

ユーザー視点での仮説検証を行うことで、ユーザー体験を豊かにし、イノベーションの実現をより確実なものとすることがプロトタイピングを行う目的です。

弊社サイトのコラム<新しい商品やサービスの特徴は「参加」型>でも書かせていただいた通り、カメラや音楽プレイヤー、テレビなど、これまで物理的な形態をもったハードウェアとして存在したものがどんどんディスプレイの中に存在するソフトウェアに変換されていくのが今の流れといえるでしょう。電子書籍しかり、ノートしかりです。これはユーザー体験そのものが身体的で物理的な操作を主体にしたものから、認知的で相互作用的な対話を主体としたものへの比重が大きくなるという変化でもあります。ハードウェアであれば、物理的な制約で使い方をアフォードできたものが、ソフトウェアでは対話的な意味の文脈でユーザーの行動をアフォードする必要が生じます。

2012年3月22日木曜日


子育て中の40代の主婦です。5年以上前から慢性の背中の痛みに悩まされています。痛みは肩甲骨の間が酷く、時には肩の方や腰にも広がります。何回も病院で見てもらったのですが、レントゲンも内診も特に異常がなく、シップ薬を出されるのみで完治しません。温泉に行くと多少は良いのですが、またすぐに痛みが戻ってきて耐えがたく涙が出る程です。心理的なものかと思い抗うつ剤を飲んでいますが痛みはひきません。どうかご助言下さい。

ユーザーID:8161511646  



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"自営業の"整体をお勧めします

レノ

2012年1月14日 10:39

とても辛い状態で過ごされてきた事がよくわかります。
一日も早く回復していただける私なりの助言としては"自営業の"整体に行かれること強くお勧めします。

お住いの地域の住宅街で10年以上営業されているお店が良いと思います。
駅近くやスーパーなどに入っているフランチャイズ店ではなく、一人か夫婦で経営されているお店が良いです。

私も私の身内、友人・知人まで、体の不調で悩んでいる方に紹介してきましたが、みんな回復されています。
良くなった後も、定期的に通われると良いですよ。病気予防にも最適と思います。
一日も早く回復されることを心からお祈りいたします。

ユーザーID:2897369932

MRI

れんが

2012年1月14日 15:27

病院でレントゲンは、撮られているようですが
MRIは撮りましたか?
軽度の椎間板ヘルニアや圧迫骨折など、レントゲンでは分かりにくいものもあります。

私もレントゲンでは異常がなく、MRIで初めて椎間板ヘルニアだと診断されました。
お金もそんなに掛からないので、ぜひ一度、MRIを撮ってみてください。

原因が分かって、早く痛みから解放されるといいですね。
お大事に。

ユーザーID:7658283689

東洋医学は?

しろうと

2012年1月14日 16:16

普通の病院で異常が見つけられないなら鍼灸院などで治療してみてはいかがでしょうか?
温泉でちょっとだけでも効果があるなら試してみる価値はあると思います。

ユーザーID:6131102454

私も同じ症状でした。

まりも