拒食症モデルの死|ミラノの日常 第2弾
以前(2007年9月)、拒食症防止キャンペーン用ポスターとして、拒食症のモデルが起用され、しかもヌードになったショッキングなニュースを紹介したことがある。
その翌年、彼女は、「大人になりたくなかった少女」と題した自叙伝を出版し話題を呼んだ。彼女(イザベラ・カーロ)は複雑な家庭環境の中で育ち、少女時代は実の母親に、「大きくならないように」と軟禁状態で育てられ、自由を奪われ、食事を制限されて8歳までオムツをさせられ、いわゆる洗脳状態だったようだ。
""ピエロと彼の痛みを"二人は残るだろう"
その彼女が、昨年11月末に28歳の若さでなくなっていたのだが、その母親も罪の意識にさいなまれ、ついに自殺してしまったという。
小さいころの子供は、何をやってもかわいい。許せてしまう。それが大きくなったらどうなるのだろう?と思うと、親も不安になるだろう。私も反抗期の子供を抱え、あの時は、かわいかったのに・・・とついつい思ってしまう。逆にあの時、ママはしわもなかったし、若かったのにね・・・といわれると、きーっと切れてしまう。
摂食障害、ひきこもり、家庭内暴力、アルコール、買い物などへの依存の原因は・・・?!といえば、やはり家庭内でなにかがゆがみはじめてしまうからなのだろう。(そんな私はネット依存?!いやいや大丈夫。沢山ドラマみてお気楽だし・・・)
「あなたのために・・・」そんな愛情という名の支配が不幸の始まりになってしまうのかもしれない。正しい親、正しい家庭は息苦しい。尽くす妻、耐える母はマイナスのエネルギーを放ってしまう。良妻賢母はやめよう・・・って初めから手抜きの悪妻怠母かっ。笑
イザべラが、母親の洗脳から抜け出せずに「自分が成長せずに、小さいままでいれば、母親は幸せになれる」と思い込んでいたとしたら、かわいそすぎる。母親は命を絶ってしまったのだから、どうしようもないけれど、残された父親は、いたたまらないだろう。
亡くなった母子が永遠の安らぎを得られますように。又残された父親に慰めと、いつか心がいやされる日がくるように。
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