疫学批評:グルコサミンとコンドロイチン、変形性関節症の痛みに臨床的効果なし。
著者らは文献検索により10件の臨床試験を選び出した。対象者の合計は3,803人、6件がグルコサミンを投与、3件がコンドロイチンを投与、1件が両方を投与していた。8件が膝関節、1件が股関節、1件がどちらかの関節の変形性関節症の患者が対象だった。7件がグルコサミンやコンドロイチンの製造企業の研究助成で行なわれ、3件は製造企業から研究助成を受けなかった。
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グルコサミンやコンドロイチンの投与により、痛みの程度を表す10cmの尺度で、プラセボ群と比べて誤差範囲の上限が0.9cm以上改善することを、臨床的に意味のある最小限の効果と事前に定義した。
その結果、プラセボ群と比べた痛みの程度の改善は、グルコサミンが10cmの尺度で0.4cm、コンドロイチンが0.3cm、両者の投与が0.5cmだった。これらはプラセボ群と比べて誤差範囲を超える結果だったものの、事前に定義した臨床的に意味のある最小限の効果の基準には到達しなかった。
製薬企業の研究助成を受けた臨床試験では、企業から独立の試験より効果が大きかった。企業から独立の試験では、痛みに対する効果は最小限かなしで、誤差範囲の結� �に留まった。
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また、X線で調べた関節腔の狭小化の改善の程度は、グルコサミンもコンドロイチンも最小限かなしで、誤差範囲に留まる結果だった。
一方、有害作用の頻度に、グルコサミンやコンドロイチンとプラセボの間に差はなかった。
こうした結果から著者らは、グルコサミンやコンドロイチンは安全だが、プラセボと比べて臨床的に意味のある痛みの改善や関節腔の狭小化の改善に影響を与えないと結論している。
著者らによると、より小規模な臨床試験を含む最近の総合評価では、グルコサミンやコンドロイチンによる誤差範囲を超える症状の改善や関節腔の狭小化の改善を認めた。しかし対象者200人以上の臨床試験のみを含めた今回の総合評価では、臨床的に意 味のある痛みの改善や関節腔の狭小化の改善は認めなかったという。
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⇒プラセボと比べて、単に誤差範囲を超える痛みの改善があったか否かではなく、臨床的に意味のある程度の改善があったか否かを問題にしている点が重要だろう。また、製薬企業から独立の研究では、効果をほとんど認めなかった点を明らかにした点にも意義があると思われる。
著者らは、これ以上臨床試験を行なっても、グルコサミンやコンドロイチンによる臨床的に意味のある症状の改善を示す可能性は低いと指摘している。一方で、600人を4群(グルコサミンのみ、コンドロイチンのみ、双方、どちらも投与しない)に分けた、製薬企業から独立の臨床試験が進行中で、早ければ2011年末に結果が公表されるという。この研究の結 果も待つ必要があるだろう。
論文要旨
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